在ニューカレドニア・フランス軍(FANC)の Yann Latil司令官は、ニューカレドニアで12月の第1週に2日間、アジア・太平洋諸国の国防相が会合する予定であると発表した。
2022年10月にトンガで開催された前回の地域会合には、開催国だけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、チリ、フィジー、パプアニューギニアの国防相が参加した。フランスがニューカレドニアでこの会議を主催することは、この地域におけるフランスのプレゼンスを再確認するという、フランスのインド太平洋戦略に沿ったものと広く受け止められている。
7月下旬にニューカレドニアを訪問したマクロン仏大統領は、太平洋基地の予算増額と、「パートナーシップ」の原則の下、近隣の太平洋島嶼国の兵士を訓練する「太平洋アカデミー・ミリタリー」をヌメアに設置する計画を発表した。ニューカレドニアに常駐する兵士の数も、現在の1,350人から2023年末までに2,000人以上に増加する予定だという。
先週、日仏両軍は初めてニューカレドニアで行われた3週間の陸上合同演習を終了した。約350人のフランス軍兵士と約50人の日本の自衛隊員が参加した。「これは、自由で開かれたインド太平洋というフランスのビジョンを共有する日本との絆を強化する新たな一歩である」とLatil司令官は語った。(Radio New Zealand/OCT3, 2023)