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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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クック諸島とニウエとの米国外交関係を歓迎 (ニュージーランド)

ニュージーランド政府は、クック諸島とニウエが米国と外交関係を樹立することを全面的に支持した。9月25日月曜日(米国・ワシントン時間)に開催されたアメリカ太平洋サミットで、バイデン大統領は、2つの島国を主権ある独立国家として承認すると述べた。両国はニュージーランドとの自由連合という体制をとっており、この件についてニュージーランドのヒプキンス首相は、主権を承認するという表現を使っているが、米国は、外交ルートを通じて、両国がニュージーランドの持つ独自の憲法上の関係も承認していると語った。つまり、クック諸島とニウエの米国との外交関係樹立が、ニュージーランドとの憲法上の関係を変えるものではないということだ。太平洋諸島フォーラムの議長であり、クック諸島のブラウン首相は、この動きを「変革の時代」を示す画期的な出来事として歓迎し、米国大統領がこの1年、太平洋への関与を高めてくれたことに感謝を表明した。外交関係樹立に加えて、バイデン大統領はサミットで気候変動支援も発表し、太平洋地域の指導者たちに対し、2,000万米ドル以上が気候変動支援に投入されることを明らかにした。バイデン大統領は、「私はあなた方の声を聞いている。海が上昇し、あなた方の国々に存亡の危機をもたらすという警告を聞いている。気候危機の結果、国家としての地位や国連加盟の資格が失われることは決してないという安心感を求める皆さんの声を聞いている」と述べた。米国太平洋地域の交換留学生の枠を倍増し、漁業・海洋科学船の共同出資に500万米ドルを投じること、そして、自由で開かれ、繁栄し、安全なインド太平洋地域の実現を約束した。(Radio New Zealand/SEP26, 2023)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/498812/nz-govt-welcomes-us-diplomatic-relations-with-cook-islands-and-niue