太平洋地域の中心的な国際機関であるPIFは、東南アジアの主要な政治・経済ブロックとの協力関係を強めるため、ASEANと今週ジャカルタで正式に協定を結んだ。クック諸島の首相でもあるPIF議長ブラウン氏が、ジャカルタで開催された第43回ASEAN首脳会議に出席し、PIFとASEANの協定締結に至った。
インドネシアのルトノ外相は、「クック諸島ブラウン首相は、PIFの最優先事項はパートナー諸国との開発優先事項の協議であることを伝えると同時に、他国の主権と領土保全に対する敬意も表明した。」と述べた。一方、ASEANサミットの開幕本会議で、ジョコ大統領は、ASEANは発展において重要な役割を果たすことができるが、そのためにはASEAN諸国がよりよく協力する必要があると述べた。また、「ASEANの向かう方向は、明らかに成長の震源地となることだ。それを達成するための資源も持ち合わせている。ただし、そのためにはより大胆に、機敏に、結束して取り組まなければならない。ASEANはまた、今後5年間だけでなく、2045年までの20年間を見据えた、人々の期待に沿った長期的な戦略も必要としている。」とジョコ大統領は述べた。（Radio New Zealand/SEP06, 2023)