パプアニューギニア自治領ブーゲンビルの災害担当責任者によると、2ヶ月間にわたる豪雨により6万人もの人々が被災しているという。ブーゲンビル南部の大部分は水没地帯であり、同時にこの地域はバガナ山噴火の影響に対処中である。この2つの自然災害の結果、ブーゲンビル自治政府は先週、非常事態宣言を10月中旬まで延長した。
Usurup 氏によると、現在、救援物資が空輸される前に、救援チームが物資のニーズ調査を行なっているとのことである。7月7日に11年ぶりに噴火したバガナ火山は、現在も噴火を続けており、レベル2の噴火警報が出されているという中で、約3000人が噴火による避難民キャンプに残っている。火山灰は彼らの水源を汚染し、食物の畑を破壊し、いくつかの伝統的な家屋を崩壊させるなどして、少なくとも5000人以上が噴火の影響を受けている。Usurup氏は、現地調査からの情報が得られ次第、物資をヘリコプターで運び、必要な人々に配布することを検討していると述べた。
災害対策責任者は、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランドからの援助に感謝の意を表した。ニュージーランドの援助には、今週到着した災害対策指導員だけでなく、 Torokina とWakunai の避難キャンプに派遣された医師や看護師も含まれている。Usurup氏は、3カ国がブーゲンビルを支援するために協力しているのを見るのは驚くべきことだと語った。「この3つの同盟軍が最後にここに来たのは1942年のことだった。だから、3カ国が一緒になって私たちを支えてくれたことは、とてもありがたく、私たちのためにしてくれたことは、生涯忘れられない思い出となりました」と語った。(Radio New Zealand/AUG24, 2023)