中国が軍用医療船を太平洋に派遣し、キリバス、トンガ、バヌアツ、ソロモン諸島、に寄港する。一般的な中国の駆逐艦よりも大きい1万4300トンの「ピース・アーク」は、9回目の人道的「ハーモニー・ミッション」で訪問する国の中国国民や住民に医療援助を提供すると国防部は声明を発表した。海軍の劉報道官は声明の中で、「責任ある大国としてのイメージを示すためだ」と述べた。白く塗られ、側面に赤い十字架が描かれたこの船は、2008年に就航し、これまで40カ国以上を航海してきた。中国は近年、太平洋における影響力を強めており、長年この地域を勢力圏と見なしてきたアメリカや同盟国のオーストラリア、ニュージーランドを悩ませている。米国はこの地域への資金援助を3倍に増やすと約束し、2月には30年ぶりにソロモン諸島に大使館を開設した。また、バヌアツにも大使館を計画している。5月にはトンガに大使館を開設し、パプアニューギニアと防衛協定を結んだ。(Pacific Islands News Association/JUL03, 2023)
https://pina.com.fj/2023/07/04/chinese-hospital-ship-to-visit-pacific-to-boost-responsible-image/