太平洋地域の著名人が一堂に会し、太平洋地域主義の課題と展望について議論するイベント「Pacific Transnational Leaders Panel」が27日に開催された。ヘンリー・プナ太平洋諸島フォーラム事務局長は挨拶の中で、自身のこれまでの歩みと太平洋地域主義についての考察を語った。プナ事務局長は、自身の生い立ちからインスピレーションを受け、家族から教え込まれた規律、勤勉さ、思いやり、気遣いといった価値観を強調した。プナ事務局長は、地域主義者としての自らの役割を振り返り、直面する課題と、戦略的思考、外交能力、果断な行動の重要な役割を認めるとともに、「国を率いることは名誉なことであるが、複数の独立自治国・地域からなる地域を率いることは、熟練の技が必要である」と述べた。プナ事務総長は、太平洋の小さな島々が "すべての者にとって友であり、誰の敵でもない "ことの重要性を強調し、極めて大切なアプローチを強調した。また、いかなる課題にも効果的に対処するためには、オープンで包括的な対話(タラノア)が必要であることも強調された。太平洋国境を越えたリーダーズ・パネルは、錚々たる顔ぶれが、真のパートナーシップと総合力を求めて、それぞれの考察を分かち合う場を提供した。(Pacific Islands News Association/JUN27, 2023)
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋国境を越えたリーダーズ・パネル、地域主義とリーダーシップについて考える (太平洋諸島)
2023.06.30