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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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日本の放射性廃水処理水を飲むと専門家が発言(太平洋諸島)

第三者である原子力専門家が、日本が放射性廃水を太平洋に投棄した後でも、太平洋の水を飲み、魚を食べたいと申し出た。日本は、福島第一原子力発電所から出る100万トン以上のALPS処理された放射性廃水を、今年から30年から40年かけて太平洋に投棄する計画だ。ニュージーランドとオーストラリアの専門家は、ニュージーランド科学メディアセンター主催のオンライン・パネルディスカッションで、日本は善意をもって取り組んでいるとメディアに語った。オークランド大学の物理学上級講師で、核物理学と環境からの自然放射線を専門とするKrofcheck博士は水を飲んでもいいと述べ、アデレード大学物理・化学・地球科学部のHooker准教授は魚を食べるとも言った。汚染水は、損傷した福島第一原子力発電所の溶融した原子炉を冷却するために使用されている。1000基以上のタンクが満杯になり、東京電力は貯蔵スペースを使い果たしている。日本は、水が無害であることを確実にするための処理を行うと発表した。Hooker博士は、放出されるのがトリチウムと炭素14だけで、しかも少量である限り、安全であると確信している。Krofcheck博士も同意する: 「ストロンチウム、セシウム、ヨウ素、コバルト60といった厄介な物質が取り除かれることを英国王立科学協会が保証してくれるのであれば、放射性物質を放出することに抵抗はありません」と述べている。しかしこの放出計画については、太平洋全域でまだ多くの不確定要素がある。日本は太平洋諸島フォーラムと協議中であり、Hooker博士も参加している独立専門家パネルにデータを提供して分析してもらっている最中である。(Radio New Zealand/JUN23,202)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/492475/nuclear-experts-would-drink-japan-s-treated-radioactive-wastewater