太平洋の米国領土および自由連合国における中国の影響力増大に対抗するたのタスクフォースが米国下院に設立された。北マリアナ諸島の代議員 Sablan氏とアメリカ領サモアの代議員 Radewagen氏が共同議長に任命された。
タスクフォースは定期的な会合を開始し、準州や州が直面する問題についての監視を行う予定だ。また、同地域における米国の利益を増進し、太平洋全域における中国の影響力を押しとどめるために、委員会全体が取るべき行動に関する政策提言も行う。米政府がこの地域での中国の影響力の増大は米国の安全保障上の最大の脅威としている一方で、中国は、太平洋地域との関係は「尊敬と共同発展」に基づくものであるとしている。同様に米国も、太平洋の重要な同盟国との関係には、彼らの経済発展を支援する責任が伴うという立場をとっている。
Russo国務次官補(国際広報局)は、太平洋諸国を親善訪問している国務省関係者の一人であるが、「米国は中国を封じ込めようとしているわけではなく、この地域には中国が活躍できる場がある。そして、これは米国対中国の問題というよりもむしろ、、米国が近隣諸国や友人とともに、この地域で真剣に、そして持続的に存在することを目的としている、単に地理的な事実という事だ」と述べた。(Radio New Zealand/JUN14, 2023)