コロナウィルス感染拡大の影響で会議の開催が中止となって以来初めて、Pacer Plus自由貿易協定に参加する国々の代表が、対面での会議を開催し、地域ガバナンス会議が、今週ニウエで開催されている。ニウエ、クック諸島、サモア、ソロモン諸島、キリバス、ツバル、バヌアツ、トンガの8つの島国と、オーストラリア、ニュージーランドが、物品とサービスの貿易に関するPacer Plus協定を批准している。
ニウエでは、アドバイザーが島の要件とPacer Plusでのこれまでの成果を説明している。アドバイザーの一人、 Holani氏は、協定によってニウエの重要な観光分野における利点を最大限に生かすための戦略的支援を提供することができると述べた。Holani氏はまた、ニウエのビジネスのほとんどがすでにeコマースで動いているため、デジタル取引への移行はこの島にとって勝算があると述べた。サービスや投資に関するPacer Plus協定は、電子商取引などの規制や政策をどのように整備するかを検討する環境を提供していると述べた。さらに、ニウエの企業が輸出のハードルを越えるための支援も行っている。Pacer Plus.は、ニウエの蜂蜜生産者がコストを削減し、独自のガラス容器を作れるように、ガラス型を提供するなど、多様な方法で支援することができるという。また、ニュージーランドやオーストラリアの市場にアクセスできるように、ラベル付けや規格を満たすための輸出業者への支援も行っているという。(Radio New Zealand/JUN01, 2023)