ホワイトハウスの声明によると、バイデン米大統領は、米国での債務上限交渉を完了させるために、パプアニューギニアへの歴史的な訪問をとりやめて帰国する。バイデン大統領は、パプアニューギニアに短期間滞在し、他の太平洋地域の首脳と会談した後、クアッドとして知られる日本、オーストラリア、インド、米国の会議のためにオーストラリアに移動する予定だった。大統領は17日未明、(オーストラリアの)アルバニージー首相に、オーストラリアへの渡航延期を伝えた。また、大統領は豪首相を公式な国賓として米国に招待した。パプアニューギニア政府とも連絡を取り、同様に伝えたという。米政府はクワッドのような同盟関係を「活性化し、再活性化する」ことが引き続き重要な優先事項と位置づけ、2024年に、オーストラリア、クワッド、パプアニューギニア、その他の太平洋諸島フォーラムの指導者と関わるための他の方法を探すとしている。バイデン大統領はパプアニューギニアと安全保障協定を締結する用意があることを明らかにしており、この協定により、米軍はパプアニューギニアの領海と領空に自由にアクセスできるようになる予定だ。バイデン大統領の3時間の滞在に備え、PNGのマラペ首相はダダエ総督に祝日を宣言するよう要請していた。(Radio New Zealand/MAY17, 2023)
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バイデン氏、オーストラリアとパプアニューギニア訪問をとりやめ(オーストラリア・PNG)
2023.05.18