マーシャル諸島は、ニュージーランド企業が開発した「海洋領域認識プラットフォーム」を活用し、西太平洋における違法漁業の疑いのある活動を特定することに取り組んでいる。マーシャル諸島海洋資源局(MIMRA)は、昨年、ニュージーランドのStarboard Maritime Intelligence社(starboard.nz)が開発した新しい海域認識プラットフォームの試用を開始した。Starboard 社は、"海洋活動の包括的な把握と強力な分析ツールをチームに提供する" ソフトウェアプログラムを構築した。マーシャル諸島海洋資源局の海洋漁業アドバイザーBlaha氏によれば、MIMRAはStarboardのソフトウェアを活用するだけでなく、世界的な魚類監視組織であるInternational Monitoring, Control and Surveillance Networkと連携し、違法漁業を防ぐための情報や資源の共有も行っている。このソフトウェアプログラムの使用により、キリバス海域で異常な動きをしていた漁船を発見、追跡し、違法操業していた韓国船籍のサンフラワー7号が摘発された。MIMRAのテクノロジー活用の広がりは、地域レベルでも成果を上げてるという。(Radio New Zealand,/APR4, 2023)
マーシャル諸島
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漁業監を強化 (マーシャル諸島)
2023.04.07