パプアニューギニアの John Rosso 副首相が今週、Laeを訪れ、同国最大の製造業者の危機を回避する手立てを打つ予定だ。
2000人以上の従業員を抱えるラエ・ビスケット・カンパニーは、2週間にわたって営業を停止したが、政府は何も対応してくれていないとしている。主な懸念事項は、 PNG電力による停電と、工場が他の電力源から電力を得ることを禁止する法律だ。
「PNGの最大の問題は電力だ。PNG電力の不安定さによって、私たちは何百万キナもの損害を受けている」と、同社のIan Chow会長は先週、新聞に語った。創業50年のビスケットメーカーは、より信頼性の高い電力源を提供し、グリーンクレジットを増やすために、自社で太陽光発電を行いたいと考えている。RNZ Pacific PNGの特派員Scott Waide氏は、同社が政府の見解を左右する可能性があると述べた。「ラエ・ビスケットは、経済界の代表として、またパプアニューギニア最大の雇用者のひとつとして、比較的大きな発言力を持つ。」とWaide特派員は言う。今月初め、ラエ・ビスケットは、製品製造コストの影響や 消費者が製品を購入する余裕がないことを理由に、2週間の営業停止を発表した。その要因として、同社は頻繁な停電を挙げているが、輸送コストの上昇も指摘されている(Radio New Zealand/MAR20, 2023 )
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
電力危機のために工場が操業停止、政府に解決を要請(パプアニューギニア)
2023.03.24