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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ヘンリー・プナ氏、太平洋諸島フォーラム事務局長再任希望(太平洋諸島)

太平洋諸島フォーラム(PIF)の現事務局長がさらなる1期を望んでいる。「クック諸島の首相を10年務めたことは、究極の仕事だと思っていた。しかし現在の仕事はもっと厳しく、いろいろな意味でもっと楽しく、もっとやりがいがある。」とヘンリー・プナ氏は語った。プナ氏の任期は2024年5月までの予定だ。

プナ氏は、自分がもう1期事務局長を務めることに前向きだが、その判断は地域リーダーたちが下すことだ。2021年のプナ氏の就任時には、ミクロネシアの5カ国は、自分たちが推薦している候補者ではなかったため、フォーラムからの脱退を申し出るという事態にまで至った。「ミクロネシア 5カ国すべてマーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パラオ、ナウル、キリバスは、フォーラムの投票後すぐに、非難の手紙を提出した」と、マーシャル諸島ジャーナル編集者のギフ・ジョンソン氏はRNZ Pacificに語った。しかし、同時に、マーシャル諸島のカブア大統領は、ナウルの前大統領に手紙を書き、太平洋諸島フォーラムを離脱したくないと伝えていた、とジョンソン氏は語った。マーシャル諸島ジャーナルによると、カブア大統領はプナ氏がに事務局長に就任することを望んでいたという。結局、キリバスだけが脱退を実行に移し、他の4つのミクロネシアの国々は、しないことを決定した。ジョンソン氏は、マーシャル諸島の大統領の手紙が、この問題の和平に大きな役割を果たしたと考えている。キリバスをPIFに復帰させるための作業も進行中だ。フィジーのラブカ新首相は、現在PIFの議長を務めているが、最初からこの問題への取組に熱心だという。ラブカ首相は、最近キリバスを公式訪問した後、キリバスとの関係を修復できたと確信していると述べた。

また、プナ氏は、米国のこの地域に対する関与を優先事項上位に挙げている。プナ氏は、昨年ワシントンで開催されたサミットでの約束を米国が守るようにしたい、と述べた。このサミットは太平洋地域の首脳とバイデン大統領との初めての首脳会談であり、大成功だったと評価されているという。「サミットは本当に素晴らしいものだった。多くの政治的な約束がなされた。私は、事務局のスタッフとともに、太平洋地域の利益のために、これらの約束を具体的な成果に変えるという挑戦をすることを楽しみにしている。」とプナ氏は述べた。PIFの指導者たちは、ニューヨークでの国連総会の後の10月にフォーラムの開催を検討している。 (Radio New Zealand/JAN26, 2023)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/483068/henry-puna-wants-another-crack-at-pacific-islands-forum-top-job