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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マグロ保護活動でさらなる結束を呼びかけ(トンガ)

ベトナムで開催中の太平洋マグロ類委員会のトンガ代表団は、数十億ドル規模の漁業の管理措置について代表者たちが交渉するなか、さらなる団結と協力を呼びかけている。トンガ漁業省のHalafihi最高経営責任者は、ベトナムのダナンで開催中の西・中央太平洋漁業委員会(WCPFC)-マグロを管轄する地域漁業管理機関-の今年の会合に出席した。WCPFCには26の国と地域が参加しており、資源を保有する島国と、マグロの豊富な太平洋の海域で漁をするために何千キロも船団を移動させる外国漁業国から構成されている。そして、この両者の意見は必ずしも一致していない。Halafihi博士は、トンガのマグロ漁業は、他の太平洋諸国と比べると小規模ではあるものの、トンガの人々の生活と政府の歳入に欠かせないものであると述べた上で、次のようにコメントした。「マグロ漁業は、量的にも質的にもトンガの主要な 漁業であり、私たちにとって非常に重要な存在だ。マグロ漁は食糧安全保障を支えるとともに、トンガの経済を支えている。」毎年、平均してトンガのマグロ漁業は1,000万 Pa'anga(約420万米ドル)をもたらしている。 トンガと他の太平洋諸島は、将来の世代のための資源を保護するために、自分たちの海域で漁業を行う国々と協力する必要があるとし、「ここでの主なメッセージは、連帯と協力が必要であるということ。自分たちだけでは資源を管理できないことから、国、地域、そして国際的な協力が必要であり、資源を管理するためには、ある種の集団的努力が必要なのだ。」と述べた。西・中央太平洋漁業会議は12月1日に再開され、マグロの漁獲戦略、漁業における劣悪な労働条件への対処、激しい論争となっているサメの保護対策などが議題に上った。太平洋マグロ類委員会の会議と審議はすべて、主要メディアには非公開である。(Radio New Zealand/DEC1, 2022) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/479875/tonga-calls-for-more-unity-in-tuna-conservation-efforts