ソロモン諸島政府は、ABC(オーストラリア放送協会)の番組でソロモン諸島と中国との関係について特別調査を実施したことについて、オーストラリアの高等弁務官を「召還」したことを否定している。月曜日にABCは、ホニアラのオーストラリア首席外交官Strahan氏が外務省に呼び出され、「オーストラリアの報道機関による否定的な報道は両国の関係を損なう恐れがある」と当局者が警告したと報じた。ABCによると、ソガバレ首相らは、中国国有企業のソロモン諸島における経済および安全保障上のつながりの影響を調査した番組について「激怒」していたとのことだ。しかし、ソロモン諸島政府は、火曜日遅くに発表した声明で、ABCの記事による主張を拒否し、「誤った情報」「国のイメージを損ない、国造りのプロセスを脅かす試み」であるとした。そして"ソロモン諸島政府は、このような攻撃的な番組がABCによって制作され、太平洋諸島諸国に放映されることが許されていることを深く懸念している"とも述べた。番組のエピソードでは、中国企業が西部州のコロンバンガラ森林を買収して、深海港と滑走路を建設しようとしていることも明らかにされた。しかし、ソロモン政府は「根拠のない疑惑である」とし、このエピソードのプロデューサーでGrigg氏が、特定のシナリオに沿うように、操作したと主張している。(Radio New Zealand/AUG24, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/473407/solomons-governent-rubbishes-abc-claims-over-china-programme
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
【中国・台湾進出動向】
中国についての番組におけるABCの見解を否定(ソロモン諸島)
2022.08.31