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大統領、議会を解散 (バヌアツ)

大統領、議会を解散
バヌアツの大統領は、4年間の任期のちょうど半分を過ぎたところで、国会を解散した。Nikenike Vurobaravu大統領は、8月19日の朝に提出されるはずだった首相不信任案に対して、18日午後に議会解散の文書に署名した。
解散を要求したLoughman現暫定首相は、大統領の決定を歓迎し、すべてのバヌアツ国民にその尊重を呼びかけた。野党指導者のRalph Regenvanu氏は、大統領の決定に法廷で異議を申し立てるつもりだとソーシャルメディアで声明を発した。「大統領は、大多数の議員によって招集された臨時国会で、予定されていた首相不信任案の数時間前に、閣僚会議の助言により議会を解散させた。大多数の議員は、この解散に対して法廷で争うことになる。」 と野党のFacebookページに投稿。しかし、Loughman氏はすでに選挙モードに入っており、法律上、30日以上60日以内に選挙を行わなければならないと述べている。 (Radio New Zealand/AUG19, 2022) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/473095/vanuatu-president-dissolves-parliament

議会解散をめぐり抗議申請
バヌアツのLoughman現暫定首相に対する不信任案の署名者27人は、議会の解散に異議と唱える緊急の憲法申請を行った。Nikenike Vurubaravu大統領は、先週、閣僚評議会の助言に基づいてこの決定(議会解散)を下した。野党の前リーダー、 Regenvanu 氏は、不信任案の署名は、議会議長によってすでに受理されていたのに、なぜこのような決定を下したのかと異議を唱えている。Nikenike Vurubaravu大統領は、8月12日の政府決定を受け、8月18日に議会を解散した。「バヌアツの政治では、リーダーシップの交代を実現するために不信任案を使うことは比較的よくあることです」とグリフィスアジア研究所パシフィックハブのプロジェクトリーダー、ケーン博士は述べ、「今回の事態は、政府が議会の解散を求めることで対応しただけでなく、大統領もその要求を受け入れたという点で異なっている」と言う。仮に、野党に有利な判決が出たとしたら、大統領には批判の声が上がる事になりかねない。この申請の審理は8月25日から始まる予定だ。(Radio New Zealand/AUG24, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/473316/vanuatu-opposition-lodges-application-over-parliament-s-dissolution