国際海事機関(IMO)に海運部門の脱炭素化を提唱している太平洋諸国は、世界的な規制当局に業界の改善を引き続き働きかけていくことを表明した。IMOは6月10日、ロンドンで第78回海洋環境保護委員会を開催し、世界の炭素汚染の約3パーセントを占める国際海運が、いかにして排出量を減らし、気候危機への対応にもっと力を注ぐことができるかに焦点を当てた議論を終えた。ミクロネシアセンターによると、持続可能な輸送のためIMOでは、昨年導入されたマーシャル諸島とソロモン諸島の温室効果ガス賦課金の提案や、遅くとも2050年までに温室効果ガスを100%削減するという目標の強化など、一連の対応への合意が高まっているという。IMOは、今後12カ月間にわたるいくつかの重要な交渉の日程を決定しており、太平洋地域は、これらのすべての直接会議に高い意欲を持った代表が出席する予定である、と述べている。
(Radio New Zealand/JUN14, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/469093/more-pacific-pressure-to-decarbonise-shipping
太平洋地域
【環境・気候変動】
海運の脱炭素化を求める圧力が強まる(太平洋諸島)
2022.06.17