パラオで「Our Ocean」会議が開幕し、80カ国以上から500人以上の代表者が参加した。会場周辺の道路は閉鎖され、会場周辺の警備は厳重だった。会議は、パラオのSurangel ウィップス大統領とケリー米国大統領特使（気候担当）によって開会された。これに先立ち、ケリー氏はパラオの米国大使館を世界で最初のネット・ゼロ(温室効果ガスあるいは二酸化炭素（CO 2 ）の排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする）の米国公館とすることを宣言した。
ケリー氏とウィップス氏は、大使館の電力需要の100％を賄う新しい太陽光発電装置を披露した。式典の中でケリー氏は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル: Intergovernmental Panel on Climate Change）の最新の気候変動報告書と科学者の意見に触れ、「科学者たちは、数学的、物理学的な問題であり、イデオロギーも政治も関係なく、事実が我々の惑星に何が起こっているかを教えてくれている。地球上の熱の90パーセントは海に流れている。」と述べた。（Radio New Zealand/APR13, 2022) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/465217/our-ocean-conference-opens-in-palau