パプアニューギニアの5つの孤立した地域の1705軒の農家が、カカオ農園を再生するための支援を受けることとなった。食糧農業局は、欧州連合(EU)の資金援助を受けて、東Sepik州とSandaun州の農家を支援している。彼らは、古くて害虫が発生している栽培地を再生し、生産を回復させる方法を学んでいる。FAOによれば、参加者には女性や若者も多く含まれているという。
研修では、カカオポッドボーラー(カカオの果実に寄生する害虫)に耐性のある苗を繁殖させる方法を学び、その技術を彼らの栽培地に適用できるようにした。また、病気や害虫の侵入から木を守り、カカオの収穫量を増やすためのさまざまな剪定方法も紹介された。FAOのカカオ生産担当官であるLames氏は、1980年代のカカオポッドボーラーの侵入によりカカオの生産が減少したが、このトレーニングにより生産と所得の回復を目指すと述べた。参加者は、新たに習得した技術により、古くなったカカオの木を植え替え、収穫後生産方式を改善できる。 (Radio New Zealand/ MAR21, 2022) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/463725/fao-brings-new-techniques-to-png-cocoa-farmers
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
FAO(国際連合食料農業機関)カカオ農家に新しい技術を提供(PNG)
2022.03.25