3月8日の国際女性デーには、太平洋地域全体で女性の権利を訴える声が上がった。今年は、より多くの女性が国会議員になることを求める声とともに、気候正義と男女格差への取り組みに焦点が当てられた。サモア初の女性首相であるマタアファ氏は、国際女性デーで開会の挨拶をし、この日は女性が直面する困難を克服するための強さと決意について考える日であると述べた。そして、この日は、選挙権が与えられていなかった不平等に対する女性たちの反発から生まれたと述べ、女性の権利が認識され、あらゆる暴力から女性を守ることが優先され、すべての女性があらゆる場面で活躍できるような機会が与えられるようにと訴えた。フィジーのAkbar女性大臣は、フィジーも男女間の格差をなくすための世界的な運動に参加していると表明し、気候変動とCovid-19によって悪化した、女性が提供する無償の働きを支援するよう呼びかけた。フィジー国会議員のKepa氏はフィジー国会では女性は少数派であると訴え、政治への参加を呼び掛けた。一方、フィジーの国連大使と国連人権理事会議長を兼任するカーン氏は、アジア太平洋地域初の女性として、国際刑事裁判所の副判事に任命された。フィジーのバイニマラマ首相は、女性の地位を改善し、向上させることは男性の義務であり、いかなる形であれ女性を否定することはないと述べた。(Radio New Zealand/MAR10, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/463029/calls-for-more-women-in-politics-in-the-pacific
太平洋地域
【経済・社会動向】
国際女性デー:女性の政治参画を求める声(太平洋諸島)
2022.03.10