フィジーの人権活動家が、同国で数百人の看護師が辞職しているとの報道を受け、当局に回答を求めている。報道によると、300人以上の看護師が、ストレスや疲労、報酬不足などの劣悪な雇用環境を理由に離職しているとのことだ。フィジー女性危機管理センターのコーディネーターであるアリ氏は、辞職する人たちは、保健省や政府からの反撃を恐れているため、口を閉ざしていると述べた。保健大臣のワカイナベテ氏は、フィジーの医療従事者は常に需要があり、看護師は海外により高収入を得られる機会があるために辞職していると述べた。しかし、アリ氏は看護師の辞職は「深刻な問題」であり、大臣とその事務次官は、国の時代遅れの医療インフラにこの事実が与える影響を軽視すべきではないとし、ひとりの看護師が退職するたびに、それを補わなければならない既存のスタッフにさらなるストレスがかかると訴える。そして、国は保健分野にもっと資金を投入し、看護師の流出を含む無数の課題に対処するための明確な計画を策定しなければならないと付け加えた。
(Radio New Zealand/FEB02, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/460700/activist-raises-concerns-about-loss-of-nurses-in-fiji
フィジー
【経済・社会動向】
人権活動家たちが看護師不足を懸念(フィジー)
2022.02.03