トンガの海底ケーブルの正確な損傷状況は、ケーブル修理船「リライアンス」がトンガに到着し、ケーブルを海から引き上げるまではわからない。フィジーまでの区間で複数の破損が発生している可能性があるという。通常は双方向評価と言って両端からテストを行う事となっており、これによりケーブルに切断があるかどうかを判断する。そして、双方向評価を実施したエンジニアから、国際ケーブルと国内ケーブルの切断の可能性が伝えられた。このケーブルはフィジーのスバからトンガまでつながっており、サザンクロスケーブルと呼ばれている。国際ケーブルはヌクアロファの沖合約37km、国内ケーブルは約47kmのところにある。ケーブル修理のための船舶はまずサモアで機材を載せる必要がある。トンガ政府の許可が下りるまでは、サモアでしばらく待機することになるかもしれないが、トンガには1日半で到着するという。電話、インターネット、通信の復旧のために、ケーブルの修理を急がなければならない。トンガ国内では電話回線が間もなく国内通話で復旧する見込みだという。一方、現在、海外からトンガ国外への電話は、衛星電話を使用する方法のみだ。
(Radio New Zealand/JAN19, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/459834/repairing-tonga-cable-no-simple-process-cable-company
トンガ
【経済・社会動向】
修理は簡単ではない とケーブル会社(トンガ)
2022.01.21