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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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魔女狩りとして5人の女性を拷問した犯人を警察が捜索(パプアニューギニア)

パプアニューギニアの警察長官は南ハイランズ州Kagua地区のPawa Yamo村で、魔女として告発された5人の女性が拷問された事件に関与した者を逮捕するよう命令を出した。女性のうち3人は重傷を負い死亡した。「全員が特定され、逮捕される。たとえ一族や部族のメンバー全員を逮捕しなければならないとしても我々は捜査する。私たちは21世紀に生きているのだから、このような狂気の沙汰は法の力で止めなければならない。」とManning警視総監は語った。また、「無実の傍観者はいない。現場にいて、拷問を止めようとしなかった人たちは、女性を拷問した人たちと同罪だ」と付け加えた。Manning氏は、加害者たちを野蛮で人間としての良識がないと表現し、「このような恐ろしい "伝統的な信心 "を手放さなければ、国家としての進歩は無い。このような行為は、少女や女性、コミュニティ内の弱者にとって何の役にも立たず、このような行為は、私たちの国を何十年も後退させることになる」と述べた。また、PNG の法律は、私たちの文化的遺産や信念のある側面で、権利と自由に合致する者であると述べ、一方で、国の一部で邪悪な性質を帯びている魔術への信仰があると述べた。そして、この信仰は人が他人、特に自分で身を守れない人に対して残酷な暴力行為を行うことを許したり、正当化したりするものだとした。「カグアで起こったことは全く容認できず、この卑劣で、非人道的で、邪悪な行為を止めなければならない。」と述べた。今回の事件を受けて、Manning氏は、魔術に関連した暴力に対する国家的な総合的アプローチの必要性を繰り返し訴えた。「新年には、政府の関連部署や機関、教会、NGO、利益団体など、すべての関係者を集めた全国フォーラムの開催を呼びかけるつもりだ。私たちは、魔術や魔術に関連した暴力に対処するためのシステム、メカニズム、プロセスを導入するために団結する必要がある。」と述べている。多くのパプアニューギニア人が魔術を信じており、その反応や対応のレベルは州によって異なるため、魔術関連の暴力をなくすためには皆が一丸となる必要があるとのことだ。 (Radio New Zealand/DEC29, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/458801/png-police-seek-those-involved-in-recent-torture-of-five-women-for-sorcery