世界銀行の報告書によると、マーシャル諸島が直面している様々な経済的課題を克服するためには、人々を中心とした開発に注力する必要があるとしている。この報告書は、課題、機会、リスクを検証し、長期的に持続可能な経済発展を実現するための改革の概要を示している。世界銀行北太平洋地域常駐ヤング代表は、マーシャル諸島の最大の資源は国民であるとしながらも、気候変動や地理的に遠隔であること、Covid-19の感染拡大などの影響により、マーシャルの人々は経済的に困難な状況に置かれていると指摘した。今回の世銀の調査では、「人材や財政システムに投資し、水産資源を最大限に活用することで、マーシャル諸島は経済的自立に向けた道を歩むことができる」と述べている。分析では、マーシャル諸島政府が経済成長、回復力、財政の持続性を高めるために必要な5つの主要政策分野に基づいて、短期、中期、長期の提言をしている。これには、労働機会の強化、漁業からの利益の最大化、気候と災害への耐性の強化、政府財政への補助、サービス提供の改善などの分野が含まれている。　（Radio New Zealand/DEC23, 2021）
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/458506/world-bank-says-marshalls-needs-people-focused-solutions