太平洋共同体（SPC）は、新たな10年戦略計画を採択し、創立メンバーの1国が復帰することで、年次会議を終了した。SPCは声明の中で、同地域の「青い太平洋のための2050年戦略」に沿ったこの計画は、メンバーが主導するプロセスを経て、共通の価値観、優先事項、ビジョンを集約して作成されたと述べている。この計画では、アロハ（配慮）、カイティアキタンガ（スチュワードシップ）、エンギンケラップ（寛大さ）、ギダ・ガイトゥブワ（団結）といった包括的な価値観に、太平洋地域の先住民族の言語が初めて取り入れられた。　(Radio New Zealand/ DEC06, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/457281/spc-adopts-new-strategic-plan

英国、太平洋共同体に再加盟（太平洋諸島）
英国は、太平洋共同体を脱退してから17年後に、同共同体に再加盟した。
英国は、1947年にオーストラリア、ニュージーランド、米国、フランス、オランダとともに南太平洋委員会（South Pacific Commission）を設立した6カ国のうちの1カ国だったが、太平洋地域の多くの高等弁務官事務所を閉鎖した後に脱退していた。過去2年間に英国はトンガ、サモア、バヌアツの大使館を再開し、スバの拠点を拡大した。スバの英国高等弁務団のスポークスマンであるハリソン氏は、加盟により英国はこの地域における気候変動、人権の促進、海洋環境の保護、経済の発展支援などに取り組んでいきたいとしている。　（Radio New Zealand/DEC02, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/457062/britain-rejoins-major-pacific-body