ニューカレドニアで独立の是非を問う住民投票を延期しようとする法的措置は失敗に終わったと報じられた。
ニューカレドニア南部州の代表である反独立派のリーダーBackes氏によると、フランスの最高行政裁判所は、3回目で最後となる独立の是非を問う住民投票を来年に延期するという緊急の申し立てを却下したという。この申し立ては、独立賛成派の146人の有権者と3つの団体が提出したもので、パンデミックによって選挙運動が妨げられているためだと主張していた。この地のパンデミックをコントロールしているフランス政府は、先週、日曜日の投票を監督するために250人の判事と司法関係者を派遣した。また、住民投票の警備のために、機動隊を含む約2,000人の警察官が追加で派遣された。一方ニューカレドニアの独立派の代表団は、国連に住民投票への反対を訴えるため、ニューヨークに向けて出発した。 (Radio New Zealand/DEC08,2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/457469/paris-court-clears-path-for-sunday-s-new-caledonia-referendum
ニューカレドニア
【経済・社会動向】
パリの裁判所が住民投票への道筋を整える(ニューカレドニア)
2021.12.10