アオテアロア(ニュージーランドを示すマオリ語)のPACIFICAは、国連の経済社会理事会(ECOSOC)から特別協議資格を与えられた。PACIFICA全国会長のラレ牧師は、これは組織にとって、またニュージーランドの太平洋諸島出身の女性と家族にとって、歴史的かつ記念すべき成果であると述べた。PACIFICAの申請は2020年6月1日に提出されていたが、Covid-19の感染拡大により、決定が遅れていた。PACIFICA Inc.は、1976年にオークランドで開催された太平洋女性会議をきっかけに、ニュージーランドのアオテアロアに住む太平洋諸島出身女性のための全国的な非政府組織として設立され、1977年に社団法人となった。
認定を受けたことで、アオテアロアのPACIFICAの女性の進歩と発展を促進する活動を続けていく上で、世界規模での機会が開かれることになると同時に、PACIFICAは、ECOSOCとその補助機関、人権理事会、総会やその他の政府機関のイベントなど、さまざまな形で国連の活動に参加することができるようになる。ニュージーランド統計局のデータを参照して、ラロ牧師は、2017年にマオリの従業員が得た平均時給は、パケハの平均時給の82%であり、一方、太平洋地域の従業員が得た平均時給は77%であったと述べた。"Mind the Gap "キャンペーンの一環として、国際的な経験から、組織に給与格差の報告を義務付けるという単純な行為が格差を大幅に減らすことがわかっていることを認識しており、今後も給与格差報告を義務付けるというキャンペーンを支持していくという。(Radio New Zealand/OCT20, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/453884/pacific-women-s-ngo-granted-a-special-consultative-status-by-un-body
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋の女性NGOが国連機関から特別協議資格を取得(太平洋諸島)
2021.10.21