今月カナダで開催予定の7人制ラグビーワールドシリーズにフィジーとサモアが参加できない可能性がある。シーズンの開幕は9月18日バンクーバーの予定で、続いてエドモントンで別のトーナメントが開催される。しかしオリンピック金メダリストのフィジーチームとサモアチームはオーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンと共にCovid-19の感染拡大を懸念しカナダでの大会は参加しないこととした。さらにフィジーは10月のシンガポールでの大会も欠席の予定だ。フィジーの選手たちは東京オリンピックのためにすでに4か月以上も家族や友人らと会っていないという。現在フィジーの選手団は東京オリンピックから戻り2週間の検疫の後、6週間の休暇のちょうど半分を消化したところだという。チームのトレーニングはバブルの中だけで許可されている。オリンピックでの経験を踏まえ、選手の健康と安全には格別の配慮をしており、かつ、検疫は費用の面でも障害だという。サモアチームはアピアでトレーニングを継続しているが、国の厳しいコロナ対策のためにワールドシリーズ参加は困難だとしている。サモアは10月のシンガポールの大会に参加の意欲があるが、12月のドバイでの大会参加を考えると、ドバイでの滞在費がかかってくることになる。いったん国を出ると、戻ってくるのはトーナメントが終了してからでないとならないからだ。現在ドバイでの滞在費を捻出するためにスポンサーと協議中だという。すでにサモアチームはオリンピック後にモナコでのトーナメント参加のために、ドバイでの滞在を経験済みだ。コロナ感染拡大にあってバンクーバーでの大会が本当に開催されるべきものなのか再考する必要があるという声も上がっている。 (Radio New Zealand/SEP03, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/450664/fiji-samoa-7s-to-miss-start-of-the-world-series
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7人制ラグビー ワールドシリーズの参加を見送る可能性(フィジー、サモア)
2021.09.13