オーストラリアとの電力協定に調印し、ソロモン諸島は安定した電力供給に一歩近づいた。オーストラリアは Tina川水力発電によって発電された再生可能エネルギーをホニアラまで送る22キロにわたる送電システムの建設の資金支援をする。オーストラリアからソロモン諸島への支援額は4500万ドルとなる。オーストラリア政府は、この電力インフラにより一般家庭の家計への負担が減り公共サービスが向上するとしている。また、パリ協定に準じた排出量100%削減というソロモン諸島の目標にも合致する。オーストラリア外務女性大臣であるPayne氏は、この協定はコロナウィルス感染拡大による経済打撃からソロモン諸島が回復に向かうためにとても重要なものだとしている。同氏は「ソロモン諸島はパートナーというよりもむしろ家族であり、家庭、ビジネス、公共サービスなどのために再生可能エネルギーをとおして投資している。」と述べた。この協定により、ソロモン諸島では長期的な雇用の機会も提供されることになる。(Radio New Zealand/JUN18, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/445023/solomons-signs-electricity-agreement-with-australia
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
オーストラリアとの電力協定に調印(ソロモン諸島)
2021.06.28