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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マジュロ港の船員に対してワクチン接種(マーシャル諸島)

マーシャル諸島は、商業漁船でマジュロ港に停泊している漁船の船員に対して新型コロナワクチンの接種を開始した。船員に対する接種は太平洋諸島で初めてのことだ。国内の主要2都市でのワクチン接種プログラムは80%が終了しており、公衆衛生チームは離島や地方での接種を開始している。そうした中、保健省は漁師に対してもジョンソン&ジョンソンのワクチン接種をすることを発表した。船員のほとんどはアジアからの労働者だ。マーシャル諸島海洋資源協会長のJoseph氏は、「太平洋諸島ではマーシャル諸島が初めて漁船船員への接種を始めた。明らかにこれは重要な事だ。」と述べた。
マーシャル諸島はワクチンを使い分けており、都市部の住民には2回接種が必要なモデルナ社製のもの、離島や遠隔地の住民には1回の接種で済むジョンソン&ジョンソン社のものを摂取している。船員への接種は公衆衛生チームの看護師が防護服を着用の上、波止場で実施しているという。2020年の国境閉鎖以来、マーシャル諸島では新型コロナの感染者が発生していない。開始日の6月9日には50名以上の船員に対して接種が実施された。漁船が入港するごとに接種が開始される予定だ。また、新型コロナに関する情報を船員が理解できる言語に翻訳して配布する試みも始まっている。(Radio New Zealand/JUN114,2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/444681/marshalls-vaccinates-fishermen-in-majuro