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レコルヌ外相がニューカレドニアValeにおけるフランスのより大きな役割を示唆(ニューカレドニア)

フランスのセバスチャン・レコルヌ外相は売却問題で論争が起きているニューカレドニアのValeニッケル工場に関して仏政府がより大きな役割を担う事を提案した。昨年には新たな合弁会社であるProny Resourcesに対する売却が計画されたが、この計画は反対派によって阻止されVale工場は放火された。ニューカレドニアの政治指導者たちと交渉は再開される見通しだという。この工場は、地域の最も費用がかかる工場施設で、フランスの治安部隊の監視下にあり、工場を売却し生産を再開するという解決策が模索されている。レコルヌ外相は、すでにフランスは数億ドルという資金の条件貸付や、税の軽減を実施しており、もしも独立賛成派の政治家らがこの工場の将来に関する交渉に参加することになれば介入をさらに深めるつもりだと述べた。また、ニューカレドニアが万一フランスからの独立を選択するのであれば、フランス政府はこの工場の件から手を引くと続けて述べた。独立派の政党はスイスの商品先物取引会社であるTrafiguraがProny Resourcesですべての役割を担うことに対し反対し続けている。売却反対派はVale工場の所有権が地元に帰することを望んでいる。(Radio New Zealand/JAN13, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/434443/lecornu-signals-bigger-french-role-in-new-caledonia-s-vale