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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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カヴァ農家 伸びるアメリカの需要に応えるための改革が急務(フィジー)

スバで実施されたカヴァのワークショップで、輸出アドバイザーのNair氏は、フィジーのカヴァは需要の高まりがみられるアメリカ市場に応える必要があると述べた。昨年度フィジーのカヴァはアメリカへの輸出額の3分の2を占め、潜在的な可能性を秘めているという。カヴァ農家が改革をして需要に応える努力が必要だという。カヴァは薬としてよりもむしろ飲み物として国際的に認知されており、需要も世界中で高まりつつある。先月、Codex委員会はカヴァの飲み物に関する基準を設定し、水との混合であるべきとした。また、新たなカヴァの基準がニュージーランドを含む14か国で設定される見込みだ。また、先週アメリカ大使館の主催で、カヴァの産業化についてのワークショップがスヴァで開催された。フィジー産のカヴァは徐々に対米輸出額を伸ばし、昨年度は1500万ドルだった。全米に180のカヴァバーがあるという。そうした需要に応えるには生産者は収穫したカヴァを衛生的に洗浄する必要があるという。8月に、Fiji Kava社はニュージーランドよりも収益の高い中国で操業を拡大すると発表した。長年漢方薬を使用してきた中国では、カヴァに対する抵抗が無く、薬やパーソナルケア用品として販売され、特に通販サイトでの販売が高まっており、売り上げはオーストラリアドルで約400億ドル、昨年の中国への輸出量は328,000キロだった。
*Codex: コーデックス委員会 CODEX委員会。 1962年に設立されたFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の下部組織である政府間機関。 ... 主任務は、FAO/WHO合同食品規格計画に従って国際的に貿易される食品の規格または衛生規範を作成すること。 (Radio New Zealand/OCT09, 2020)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/427931/fiji-s-kava-farmers-urged-to-innovate-to-meet-growing-us-deman