太平洋諸国による気候変動を国連安全保障理事会の議題に含めるよう求める動きに対して中国が横やりを入れている。先月、国連安保理は、気候変動の安全保障や紛争の影響に対して理解を深めるための会議を開催した。ニウエの気候変動の専門家は、この地域に差し迫る3つの問題とその影響について発表。ナウルは、気候変動と安全保障に関するグループに加盟している51の国の声明を伝え、その声明は国連安保理に気候変動リスクへの対応を強化することを期待する内容のものだった。フィジーは、発展途上の小さい島国の代表として演説を行った。ほとんどのメンバー国は、国連安保理に包括的・体系的に気候変動による安全保障の側面に対応することを期待していると発表した。しかしながら、中国は、気候変動と安全保障には関連はなく、その解決には、持続的開発をする事が必須であると発表した。本会議の最終報告は今週でる予定である。(Radio New Zealand/AUG 18, 2020) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/423759/china-undermines-pacific-push-for-climate-security
太平洋地域
【環境・気候変動】
太平洋における環境安全保障に横やり(太平洋諸島)
2020.08.21