報道によれば、次期太平洋諸島フォーラム事務局長に5名の候補者がいる。メグテイラー氏は、3年任期の2期目を来年1月で終える予定だ。Islands Business誌は、この5名の候補者には、クック諸島元首相のヘンリー・プナ氏、駐米マーシャル諸島大使のGerald Zackios氏、前パシフィックコミュニティー会長でソロモン諸島出身のJimmie Rodgers氏が含まれていると報じた。残る二人の候補者は、前フィジー外務大臣のRatu Inoke Kubuabola氏と、連邦ジェンダー課のトンガ人であるAmelia Kinahoi Siamomua氏だ。現在フォーラム議長を務めているツバルは新たな事務局長の選挙は来年まで延期するべきであると提案しているが、延期の可能性は低いと報じられている。一方で、太平洋ネットワークのコーディネーターであるMaureen Penjueli氏は、 バヌアツは太平洋諸島フォーラムの議長の選出を1年間延期し、メグ・テイラー氏が続投する可能性はあるものの、副議長であるクリステル・プラット氏は、指導的立場の人員欠員が生じているアフリカ、カリブおよび太平洋諸国(ACP諸国)の事務局に着任する可能性があるとしている。一方、パラオのレメンゲサウ大統領は、次期事務局長はミクロネシア地域出身の議長の順番だとしており、Zakios氏はミクロネシア、マーシャル諸島、キリバス、ナウル、パラオからの支持を得ている。フィジーに事務局がある関係上、フィジー人の事務局長の可能性は低いものの、Ratu Inoke氏は地域の指導者に名前が通っているとIslands Business誌は報じている。(Radio New Zealand/AUG8, 2020)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/423037/five-contenders-for-pacific-forum-top-job
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋諸島フォーラム事務局長に5名の候補者(太平洋諸島)
2020.08.13