クック諸島の政治改革を主張するIavata Short氏は、国の機能不全となっているシステムを変える必要があると訴えている。元政治家のShort氏は「天国の偽りの夜明け」と題した本を執筆した。この本の題名は1970年代のアルバートヘンリー政権において、ヘンリー氏がナイトの爵位をはく奪された汚職事件を象徴している。しかし、Short氏はクック諸島の政治システムにおけるそうした汚点は今でも明らかに存在するという。そして、現在進行中のラロトンガ島における何百万ドルも費やしているTe Mato Vaiの水供給システムプロジェクトの失敗について指摘する。「私の理解する範囲では、このプロジェクトはニュージーランドドルで約3千から4千万ドル必要とされたが、始まりの時点から6千万ドル、そしてついには9千万ドルのプロジェクトになった。しかも再度、島中のパイプシステムを掘り起こしている。このプロジェクトが終わるまでにはさらに3千から4千万ドル必要となるだろう。3千万ドルのプロジェクトが最終的には1億5千万ドルのプロジェクトになるということだ」と述べた。(Radio New Zealand/JUL02, 2020)https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/420293/cooks-te-mato-vai-latest-sign-of-failing-system-iaveta-short
クック諸島
【経済・社会動向】
Te Mato Vai(クック諸島史上最大のインフラプロジェクト)は政治腐敗のサインだとIaveta Short氏(クック諸島)
2020.07.03