太平洋諸島出身のSafua Akeli Amaama博士が、ニュージーランド国立博物館の太平洋文化歴史部門の長に任命された。
サモア大学でサモア研究をした後この新たな職に就くこととなったのだ。
彼女は、これまでこの地域における文化のより深い関係性について研究し、より大きなプラットフォームを創造しようとしてきたという。「今回の任命はこの地域でのバランスをとるためと理解しています。長い年月ここに暮らして様々な島を訪問することができました。異なる国に出向いて話し合い関係を作り上げていくことがとても好きなのです。」と述べた。博物館長のCourtney Jhonson氏は今回の任命は博物館にとって祝すべきことだとし、「Te Papa 博物館がAkeli Amaama博士を太平洋文化のキュレーターとして5年間採用していたことはとても幸運であり、再び戻ってきてくれることをとても喜ばしく思っている」と述べた。Amaama博士はキュレーターとして2008年から2013年まで博物館に勤務した。同博物館のArapata Hakiwai博士は、「彼女は経験もリーダーシップもあり、mana tonga=それぞれ共同体の宝物を結びつけるという意味を第一義として我々の心に刻んで活動しているTa Papa 博物館にとってはとても必要な人材だ。新たな職務に対しこれまでの様々な経験を生かしてくれるだろう」と述べた。Amaama博士は博物館の研究員補佐の他、ビクトリア大学の歴史研究プログラム、スコットランドのセントアンドリュース大学太平洋研究センターのアソシエイト研究員としての役割も同時に努めることとなる。（Radio New Zealand/JUN30, 2020）https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/420179/pacific-first-for-nz-s-national-museum