太平洋諸島フォーラム事務局長のメグテイラー氏は、Covid19パンデミックと気候変動との関連性を理解する必要があると述べた。この発言は、熱帯性サイクロンハロルドが太平洋諸島4か国を直撃して多数の死者と多くの被害をもたらしたことを受けてのもの。Covid19の拡大に対応していたこの地域をサイクロンが襲い、気候変動が太平洋地域のパンデミックを悪化させるという顕著な事例となった。この事態に、メグテイラー氏は世界的な気候変動がいかに未対処であるか痛感したという。 また、COP26が来年まで延期となったが、世界各国は2020年に設定された気候変動に対する必要な行動を必ずとらなくてはならないとも発言。一方で、テイラー氏はこのパンデミックは、経済が回復するまでの数か月または数年、気候変動に配慮した対応や復興・回復する方法を検討するよい機会を与えてくれるとも述べ、健康的で、清潔、安全そしてさらに回復力を持った21世紀の社会と経済を形作るより良い方法を各国が計画するよい機会であるとした。 （Radio New Zealand/APR20, 2020）
太平洋地域
【経済・社会動向】
太平洋諸島フォーラム（PIF)、「2020年気候変動に対する行動は必ずとられなければならない」（太平洋諸島）
2020.04.24