オークランド大学のSalesa教授は、ロックダウン中に太平洋諸島の高校生たちにオセアニアに関する授業のビデオをオンラインで受講してほしいと訴えている。Selesa教授と大学生たちは18か月前から、太平洋学に関する教科書作りに取り組んできたが、今回のコロナウィルスの感染拡大で、その活動も中断。そこで、Salesa氏はこのロックダウンの機会を利用し、太平洋諸島の高校生たちにオンラインで約15分間の授業をしている。「教科書はほぼ完成しており、数か月後には使用できるようになるが、現在の状況下では無理なので、ビデオを使用して、太平洋のことを学ぶ機会としてほしい。最終的なこの活動の目的は人々が太平洋について理解することだ。私は高校時代に太平洋について学ぶ機会がなかった。太平洋諸島でほとんどの生徒が諸島出身であっても全く学んでいないのが現状だ。太平洋諸島の豊かな歴史を学んでほしいと思うし、親として子供たちにそうしたことを学ばせるのはとても重要と考えている。」とSelesa教授は述べた。ロックダウン期間の長さに応じて、ビデオの公開数も増やしていくという。現在は、14話が予定されており、Salesa教授の同僚も協力してくれることとなっている。例えば、第4話では、UCLAで、アジア系アメリカ人の研究をしているCamacho教授も協力している。オンライン講義では、太平洋の系図学や太平洋地域とその定義の大切さについて学ぶこととなっている。(Radio New Zealand/APR16, 2020)
太平洋地域
【芸術・文化・スポーツ】
太平洋地域のための太平洋地域に関する新たなオンライン講義(太平洋諸島)
2020.04.17