WHO(世界保健機構)の西太平洋地域事務局長である葛西健（かさいたけし）氏はCovid-19の大規模な感染拡大に対して各島嶼国が準備をするように伝えた。葛西氏はこの感染症は依然として終息せず、長期戦になると警告した。一方で、アジア各国はこのウィルスの広がりを遅らせることに成功しているとも述べた。こうした成功は早期の検査、隔離、保菌者の発見によってなされているとの見解を示した。つまり、濃厚接触者を見つけ出して直ちに隔離し、その他の人々と接触させないことが有効だとのこと。しかし、こうした方法をとったとしても、リスクはなくならず、むしろこれらの対策に時間をとられすぎて、大規模な感染爆発に対する準備が不足する可能性もあると述べた。　（Radio New Zealand/APR1, 2020）