世界中に感染が広がるコロナウィルスの予防措置として、フィジーは新たな入国渡航制限を発表した。バイニマラマ首相の発表によれば、これまで中国のみだった制限に加えて、新たにイタリア、イラン、韓国の大邱(テグ)・慶北(キョンブク)に滞在歴のある旅行客はフィジーに入国できないこととなった。また3月2日から国内のすべての入管に体温スキャナーが設置されるという。また、フィジーに帰港するすべてのクルーズ船は、スヴァまたはラウトカのみで受け入れ、すべての乗客についての検診と旅行歴のチェックが必要となる。フィジーには現在のところ、感染者は出ていない。一方で、アジア開発銀行は、太平洋諸島及びアジア各国に対して、コロナウィルスの封じ込めのためのこうした感染症対策のための資金として200万ドルの拠出を承認した。パンデミック対応計画を提出することで会員国は支援を受けられるという。(Radio New Zealand/FEB27, 2020)
フィジー
【経済・社会動向】
コロナウィルス対策として、入国渡航制限を強化(フィジー)
2020.02.28