ニュージーランド首相のジャシンダ・アーダーン氏がアイランズビジネス誌のパーソンオブザイヤーとなった。太平洋地域出身者以外でこの名誉を受けたのは、2人だけで、前オーストラリア首相のジョン・ハワード氏に次いでの受賞だ。アイランズビジネス誌編集長であるSamisoni Pareti氏は、毎年、太平洋諸島にインパクトを与えた人や団体にこの賞を授与しているという。アーダーン氏は気候変動に関して太平洋諸島フォーラムでの話し合いで最終的なコンセンサスを導いた功績によりに2019年にこの賞を授与することとなったという。アーダーン氏の交渉力、外交力、カリスマ性が、スコット・モリソン氏と太平洋島嶼国のリーダーたちの気候変動に関する議論に落としどころをもたらしたという。また、クライストチャーチでのテロ攻撃に関しても適切に対応していたとしている。また、Pareti氏によれば、アーダーン氏は太平洋諸島の政治指導者たちに新たな風をもたらした。彼女は若く、女性であり、母親であるとともに、人々の声に耳を傾け、決断力があり、人々をまとめる力があるとも評価している。(Radio New Zealand/JAN7, 2020)
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ジャシンダ・アーダーン首相が“太平洋のパーソンオブザイヤー”に(NZ)
2020.01.10