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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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オーストラリアの火災に対して支援の申し出(太平洋諸島)

太平洋諸島の指導者たちは、国土が山火事の被害に遭っているオーストラリアに対して支援の申し出をしている。
フィジーの首相であるバイニマラマ氏は、山火事の危機に際して、亡くなった方々にフィジー全国民が哀悼の意を表している旨、オーストラリア首相に伝えた。また、地域消防隊の命がけでの消火活動に対して、類い希なる勇気をたたえるとした。バイニマラマ氏は、4年前にサイクロンウィンストンの被害にフィジーが遭遇した際にオーストラリアの人々が差し伸べてくれた支援を決して忘れていないとも述べた。バヌアツ政府は約175,000ドルをオーストラリア地域消防隊に寄付した。バヌアツ紙によれば、バヌアツ政府は、休暇返上で消火活動にあたる現地のボランティアに対して敬意を表すると述べたという。バヌアツ政府はできる限りの支援を、いつもオーストラリアがバヌアツにしてくれるようにしたいとしている。また、バヌアツにおいて、宗派を超えての祈りがオーストラリアのために捧げられた。一方、フランスのマクロン大統領は、未だかつて無い山火事に対応するために、フランスの緊急支援活動を申し出た。フランスの消防隊は1月7日に10日間の任期でオーストラリアに到着した。
ミクロネシア連邦政府は、オーストラリア支援の国際的な活動を求め、また、この山火事は人的災害であり国際共同体で対応するべきと声明を発表した。パニュエロ氏は、どのような方法でオーストラリアを支援できるのか議会で話し合いをしているという。声明によれば、夏期のオーストラリアでの山火事は珍しく、現在起きている火災は前例のない大きさだとした。パプアニューギニアでは、マラペ首相は火災により亡くなった人々の家族に弔意を表した。また、首相はオーストラリアのモリソン首相と緊密にコミュニケーションを取っており、要請があれば、パプアニューギニアは1,000名の兵士と消防士の部隊を派遣するとした。(Radio New Zealand/JAN7,2020)