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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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世界自然保護基金が火災の影響について警告(ニューカレドニア)

環境保護団体である、世界自然保護基金は、ニューカレドニアの火災は、経済の多様化への望みをことごとく砕いてしまったと警告を発した。ヌーメアの局長であるHurbert Geraux はこのまま集水域が狭まっていけば、旅行業や農業の拡大は望めなくなるとした。この2か月間で100平方キロメートルの植物が風にあおられた炎によって燃えつくされた。中には本島北部の75ヘクタールに及ぶ松造林地も含まれていた。Geraux氏によれば、この火災はニューカレドニアの植物体系や生物多様性を危機に追い込んでいるという。その地域の自然美を呼びものにする計画もあったが、小鳥や蝶、ヤモリの住処は破壊されてしまっているという。ニューカレドニア経済はニッケル資源に大きく頼っており、ほとんどの輸出利益はそこから来ている。長引く乾季が火災を誘発したといえる。この火災の煙は風に乗って隣国のオーストラリアやニューカレドニア南部にも届いている。(Radio New Zeland/NOV16, 2019)