太平洋諸島フォーラムのリーダーたちは、国連事務総長に対して世界の先進主要国が二酸化炭素排出削減に関して早急に対応をするよう説得するように要求した。国連総会における国連気候変動サミットに先立って、太平洋諸島のリーダーたちはグテーレス議長と面会し、太平洋諸島が直面する危機に関して訴え、先進国に対しても、気温上昇を制限するため2050年までの二酸化炭素排出ゼロを達成する方針を維持するように訴えた。9月21日の国連本部での総会で、太平洋諸島フォーラムのリーダーたちは、先月ツバルで開催された第50回太平洋諸島フォーラムサミットで話し合われたことを含む内容を正式に議題としてあげた。「気候変動はこの太平洋地域にとって唯一最大の脅威だ。」とツバルのサミットで議長を務めたナウルの新大統領であるエインジミア氏は述べた。また、この気候変動サミットでは太平洋地域を焦点とした気候融資の緩和についても話し合われる。これは、太平洋諸島地域の国々は二酸化炭素排出量が少ないにもかかわらず、こうした事態に直面していることを受けてのことだ。この気候変動対策費用へのアクセスは喫緊の課題だという。(Radio New Zealand/SEP24, 2019)
太平洋地域
【環境・気候変動】
先進国に行動を要求(太平洋諸島)
2019.09.27