オーストラリア政府はサモアが問題となっている地域貿易協定を批准したことに関して評価した。先月、サモアはPACER Plus(太平洋諸島経済緊密化協定(Pacific Agreement on Closer Economic Relations:PACER)の拡大交渉(PACER Plus)を批准した。オーストラリア外相は、サモアの動きはこの地域に経済的な緊密さをもたらす本協定に勢いを与えるとした。PACER Plusはオーストラリアと、ニュージーランドに優位であるという批判にさらされて、当初は2カ国が批准しただけだった。オーストラリアの貿易・観光・投資大臣であるSimon Birmingham氏は、「太平洋島嶼国の経済が統合されることで、この地域でビジネスをする際のコストを削減してより大幅な2方向の貿易と投資を実現するのにPACER Plusは役に立つ」と述べ、サモアの批准を歓迎した。PACER Plusは品物、サービス、投資を含む包括的な自由貿易協定だ。オーストラリア政府は、太平洋島嶼国の経済発展を支援するとともに、オーストラリアの輸出業者や投資家に対しての機会提供となるとしている。これで、加盟国はオーストラリア、クック諸島、キリバス、ナウル、ニュージーランド、ニウエ、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツとなる。(Radio New Zealand/AUG14, 2019)
サモア
【経済・社会動向】
オーストラリア地域貿易協定批准でサモアを賞賛(サモア)
2019.08.16