フィジー在住の経済学者は政府の無策な支出のために今年度予算を切り詰めなくてはならないと指摘している。
先週、2019年2020年の予算案では8億フィジードルが削減され、46億フィジードルから38億フィジードルとなった。
南太平洋大学のNeelexh Gounder教授は11年という記録的な経済成長ではあるが、政府はGDPの成長率を3.2%から削減して、2.7%と予測していることを指摘した。新たな税金の導入や税金の引き上げは発表されていない。Grounder教授は、政府の歳入の減少という予測がキャッシュフローに影響を与えているという。「この数年間政府は無策に予算を使ってきた。それに伴い借り入れが58億フィジードルに上ろうとしている。2019年2020年の予算の縮小はこの借入金に対する反応であり、経済大臣Aiyaz Sayyed Khayum氏があたかも解決したように述べている財政再建が功を奏したわけではない。政府は今年は歳入を高くは設定できず、歳出を抑えなくてはならないということにすでに気が付いている。」とCrounder教授は指摘している。(Radio New Zealand/JUN12, 2019)
フィジー
【経済・社会動向】
政府の借金が予算の縮小を招くと経済学者が指摘(フィジー)
2019.06.14