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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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台湾から中国へのシフトに有識者が警告(ソロモン諸島)

ソロモン諸島政府は台湾との外交関係を維持するのか、それとも、中国との関係強化に切り替えるのか注意深く行動するべきであると有識者が述べた。先週、オーストラリア、ニュージーランドを訪問したソロモン諸島のJeremiah Manele氏は、政府は十分な検討をしたのちに意思決定をすると述べた。ハワイ大学太平洋研究センター所長のTarcisius Kabutaulaka教授は、「中国の大規模なインフラへの支援はソロモン諸島の議員には魅力的に映るだろう。しかし、指導者たちは莫大な借金と共に中国との関係強化と向き合えるかどうか考慮する必要がある。」と述べた。また、「最終的に大切にしなくてはならないのはソロモン諸島の国民にとっての利益である。」と付け加えた。オーストラリアとニュージーランドはこの外交関係のシフトをあまり重要視しておらず、この件について何ら圧力をかけるつもりはないと公式に発表している。しかし、Kabutaulaka教授は、「この地域で存在感を増す中国に対して、オーストラリアとニュージーランドが影響力を強めようとしていることは言うまでもない。」と指摘している。(Radio New Zealand/JUN13, 2019)