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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ラピッドラグビーがパシフィックゲームを新たなレベルに押し上げる(太平洋諸島)

ラピッドラグビー協会会長のMatt Hodgson氏は、太平洋諸島でラピッドラグビー競技が行われることはとても喜ばしいことと述べており、グローバルラピッドラグビーの関係者は、太平洋諸島の国々が真のワールドカップ競技者になれるように支援したいとしている。ラピットラグビー競技が行われるようになった経緯は、昨年、フィジー、サモア、トンガは、はじめてウェスタンフォース(オーストラリアのラグビーチーム)との公開試合に招待されたが、それらの試合はウェスタンフォースがスーパーラグビーから締め出されたのを受けて、急遽企画された”ワールドシリーズラグビー“の一部として開催された。オーストラリア、アジア、太平洋諸島からの8チームはそもそも今年の3月のグローバルラピッドラグビーの開始から競技する予定であったがシーズン開始が1月にキャンセルされる前にチームの数は6チームに減った。再度2020年にラピッドラグビーが開始されるまでは、アジアと太平洋諸国のチームで競われる太平洋ショーケースシリーズが穴を埋めることになっている。今年はショーケースシリーズとして、そして、来年はそれを完全なトーナメント試合にと進化させて、もちろんフィジーやサモアという国も含んで企画したいとHodgson氏は述べる。ラピッドラグビーはワールドラグビー、ニュージーランドラグビー、ラグビーオーストラリアの上層部が支持をしており、フィジー、サモアラグビー協会は双方ともその下部組織となっている。ラピッドラグビーは、ハーフを35分にするなどゲームを迅速化してファンにとってもっと面白いようにルールを形成している。フィジーのチームDruaは昨年度のオーストラリアナショナルラグビーの優勝チームだが、キャプテンのMosese VokaやFlying FijiansのFrank Lomani、Eroni MawiやMesulame Dolokotoなどが所属している。Druaの戦法はまさしく走るラグビーであり、ラピッドラグビーにあった戦い方だ。精神的にも肉体的にも選手たちは新しいラピッドラグビーのルールに今後合わせていく必要がある。走り込み、技術も磨いていかないとならない。太平洋諸島の選手たちが試合に出る機会が増えるということでラピッドラグビーを2020年を見据えて作り上げていくのは良いことだ。前出のMatt Hodgson氏は、ラピッドラグビーをとおして太平洋地域のラグビーが活気づくことが望ましいと述べる。Hodgeson氏は、我々の目標はこの地域での試合数が増えることだけでなく、選手が祖国に戻りプロフェッショナルとして活躍し、いつの日かワールドカップで勝利することだと述べる。2020年からラピッドラグビーが正式に始まり、トンガ独自のチームも参加予定だ。 (Radio New Zealand/MAY17, 2019)