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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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旅行者がごみ問題の主たる要因(太平洋地域)

オークランドAUT大学のJeff Seadon博士の新たな報告によると、太平洋諸島ではごみ処理システムがうまく機能していないこともあるが、膨大な量のごみがでるという要因の一つに旅行者があげられると言及している。国連環境プログラムの一環として発表されたこの報告書は太平洋諸島に旅行者がもたらすごみの量は1日約7キロで、住民の2.5キロよりはるかに多いと指摘する。
太平洋諸島では、埋めたてによる処理がうまく機能しておらず、また、リサイクル計画や設備が無いので、80%のごみが海に捨てられているという。報告書を書いたJeff Seadon博士は、旅行産業がこれに対してもっと何かをするべきであるとしている。「いずれにしても産業界は何もしていない。これは太平洋諸島、カリブ諸島などほかの小さな島々および発展途上の国々に共通の大きな問題である。」という。Seadon博士は、旅行者は旅行先の産品に対してきちんと知識を持ち、地域でとれたものを食するように配慮するべきだと訴える。(Radio New Zealand/APR 15, 2019)