フランスの核実験による被害者にフランスに対して60,000ドル以上の賠償金の返金命令が下された。
核エネルギー委員会のFlorence Bourel 氏は、実験場であるMouroaに過去12年間にわたり派遣され、甲状腺がんに罹患した。2002年にこれは任務との因果関係に起因して発症したと認定された。
2008年に裁判所は彼女に対する賠償命令を出したが、健康保険側が控訴して勝訴した。
再度、補償について検討するために彼女の病状に対する調査が実施されたが、彼女の生活に支障は起きていなかった。彼女は、返金のために年金から60000ドルをねん出しなければならず、償還請求もできないという。一方で、Bourel氏は、被ばくによる影響は彼女の娘にも出ており、孫も放射能が引き起こした病気により手術を受けなくてはならなかったと主張している。
(Radio New Zealand/MAR25, 2019)
仏領ポリネシア
【経済・社会動向】
核実験被爆者に対して賠償金の返金を命令(仏領ポリネシア)
2019.03.29